月・火の関西出張に合せて、かみさんを連れて前日の日曜日の早朝から出発しました。
今回の【玉川】は、京都でも、奈良県との境に近いところ…
《京滋バイパス》の《宇治東IC》を下りて【平等院鳳凰堂】へ向かうことにしました。
『宇治』と云えば、連想されるのは、
勿論『世界遺産』の【平等院】・【宇治茶】・【源氏物語】ってことで…
ガラス張りの綺麗なエントランスに誘われて、観覧料600円(1名)を支払い入館!
撮影し忘れてしまい(すいません!)、今回詳細は割愛させていただきますが、
オリジナルアニメの上映や、物語に関わる展示など、結構見ごたえがあり、
最後に『お香』をかぎ分ける『源氏香』ってやつも体験することができました。
(気になる方は行ってみて~)
【源氏物語ミュージアム】を後にして、『世界遺産』の【平等院】への
『遊歩道』【さわらびの道】をぶらぶらと~
綺麗に整備された【さわらびの道】に…
【源氏物語ミュージアム】のアニメで見た景色もあり、
かみさんと「あった、あった」と大はしゃぎ!
更に進むと…
「ん?」
【宇治上神社】と石碑が見える?
近づいて見ると…
『世界文化遺産』とあるではないですか?
『宇治』の『世界遺産』は、【平等院】だけでなく、
こちらの【宇治上神社】も『世界遺産』とのこと…
因みに、『世界遺産』と『世界文化遺産』の違いって、解ります?
『世界文化遺産』とは、『世界遺産』の分類のひとつで、
「顕著な普遍的価値」を有する建築物や遺跡など、
社会の歴史の中で長期間にわたって維持継承されてきた文化財のことをいうそうで、
『世界自然遺産』と合せて、総称を『世界遺産』と呼ぶそうです。
と云ううことで、この【宇治上神社】も、これから向かう【平等院】も、
『世界文化遺産』と云うことだそう!
さて、気を取り直して【宇治上神社】に参拝!
まずは、鎌倉時代前期に建てられたと云う『拝殿』と…
『拝殿』の左右にある『清めの砂』!
綺麗に円錐型に盛られてますが、毎年9月1日【八朔祭】に氏子さん達の手で
奉納されるそうで、もう半年もそのまんまなんだ~
『本殿』に向かい、右に回ると…
『注連縄』の巻かれた大きな『欅』が…
「おっと!」
珍しい『手水舎』を発見!
こちらの『手水舎』に湧き出ていある湧水は、【宇治七名水】のひとつ、
【桐原水】というらしい。
他の6カ所は涸れてしまって、現存する【宇治七名水】はここだけとのこと。
残念ながら、飲むことは出来ず、手洗い専用だそうです。
さあ、手洗いも済ませ…
途中、苔むした小さな『祠』を発見!
右側の【香椎社】は『神功皇后』・『武内宿禰』を、
左側の【住吉社】は『上筒男命』・『底筒男命』を祀ってあるらしい…
『神功皇后』・『武内宿禰』は聞いたことあるけど、
『上筒男命』・『底筒男命』って誰?
いよいよ、平安時代後期に建てられたと云う『本殿』!
神社建築としては、日本最古のもので、国宝にもなっています。
ご祭神は、『菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)』と、
その父『応神天皇』、そして兄『仁徳天皇』とのこと…
『応神天皇』・『仁徳天皇』は知ってるけど(会ったことないけど…)、
『菟道稚郎子』って誰?
ってことで…
「菟道」は「うじ」と読み、今の「宇治」のこと、『菟道稚郎子』は、
『宇治』に住んでいて、お墓も『宇治』あるそうで、『宇治』とは縁の深い人だそう。
『日本書記』には、学問に励み、父『応神天皇』の寵愛を受け、
『皇太子』となったが、兄である仁徳天皇が皇位を譲るべく、
自殺したとの美談?があるそうです。
ちょっと、現代人の感覚では良く解らないけど…
ここ、【宇治上神社】は、兄を想う徳?があり、
勉強熱心だった『菟道稚郎子』にあやかり、学業にご利益があるそうで、
もう倅には遅いけど、孫のために『御守』買っていこうかな~
あれ~?
こっちが表参道だった!
反対側から回ってたんだ~と今頃気づきつつも【さわらびの道】を逆走していきます…
高速道路じゃないからいいよね~
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京都市内には良く行きますが、『宇治』にはあまり来ることありませんでした。
『京都』以上に時代を感じさせる『宇治』!
次は、【宇治川】・【平等院】、更には【平成の日本百名水】の【玉川】と…
意外に盛り沢山で、3回コースになりそうだけど、次回もお付き合いください!