さあ、今回の【日本百名水】の旅ですが、千葉県の【熊野の清水】に行ってきました。
なぜかというと…
最近、Webでの売買が普及してきて、ネットで買い物をする人がふえているようです。
（私は、現物主義なのであまり利用しませんが…）
うちの会社のHPを見て、千葉市の会社から見積依頼をいただきました。
現物主義の私としては、「取りあえず一度お伺いします‼」ってことで、
土曜日の午前中にかみさん同伴で、千葉市に行く事になりました。
そんなこんなで、その足で長南町の【熊野の清水】へ行くことに…
週末だから渋滞はないだろうと、甘く考えた私…
10時半位の約束で、8時に出発したのですが、《首都高速》が激混み!!
1時間以上遅れ、打ち合わせが終わったのは、12時45分でした。
その後千葉市から、《千葉東金道路》、《圏央道》と乗り継いで、
《茂原長南IC》を降りるまで、およそ1時間…
午後2時ちょっと前に、【熊野の清水】の前にある、
『がんこ屋』さんに着きました。
8時間かけた『水出しコーヒー』が自慢との『がんこ屋』さん!!
入口には、『火鉢』が…
早速、ご自慢の『水出しコーヒー』を2杯!!
『水出しコーヒー』は勿論ですが、氷も【熊野の清水】で作っているとのこと…
気さくなマスターが教えてくれました。
サービスで付いてきた『焼き芋』も、石を敷いたオーブンで焼いているそうで、
「甘くて旨～い!!」
マスターお勧めの、数量限定の『きのこ蕎麦』!!
このあたりの山で採れた『天然のきのこ』を炊いているそうで、
蕎麦にも『きのこ』の出汁がたっぷり滲みていて、写真の通り「温か旨～い」
基本、私は『ざる蕎麦』なんですが、これは格別でした。
『天然のきのこ』は、なんて味が濃いんだろう～
天然素材にこだわった『がんこ屋』のマスター、昔は都内で飲食店をしていたが、
【熊野の清水】に惚れ込んでこの地でお店を始めて、
きのこ狩りや薪割りなどをしながら、気まま？に営業をしているとのこと。
私達が「群馬から来た」というと、
群馬からは『小林さん』や『新井さん』が良く来ると云ってましたが… 「誰？」
さあ、裏の『熊野神社』へ行ってみました。
地図上では、『龍動寺』というお寺になっていますが、どちらが本当なの？
やっぱり、【日本百名水】には、お決まりの『鯉』ですよね～
左の階段を上がってみると…
『龍動寺』の本堂がありました。真言宗のお寺だそうです。
昔、『空海』が布教でここに立ち寄り、
旱魃に苦しむ民の為に法力で清水を湧き出させたとの伝説があり、
【熊野の清水】は、【弘法の霊水】とも呼ばれているそうです。
その右手に…
こちらが、『熊野神社』の拝殿です。
日本古来からの『神仏習合』の現れでしょうか？
同じ敷地内に寺院と神社が併存しています。
更に階段を降りると…
【熊野の清水】です。
毎分48リットル湧き出しており、『空海』以来、涸れたことがないそうで、
室町時代には『鶴岡八幡宮』直営の『湯治場』として栄えたそうで、
当時このあたりは『湯谷』といわれ、その後【ゆやのしみず】と呼ばれています。
看板には、「煮沸して飲用してください」とありましたが、
柄杓ですくって飲んでみました。
「スルッ」と喉を通る水!!
マスターの惚れ込んだだけのことはある!!
持参した容器に【ゆやのしみず】を汲んで、【熊野の清水】を後にしました。
この時期、【養老渓谷】の紅葉が綺麗だとのことで、大多喜町へ向かいましたが、
出だしからの渋滞の影響で、《大多喜駅》迄行くも、残念ながらタイムオーバー…
【大多喜町観光本陣】に寄って『本多忠勝』にまつわる日本酒【まけしらず】をゲット
右が醸造辛口精米歩合60％、左が純米酒精米歩合70％、
何れも大多喜町の【豊乃鶴酒造】醸造の日本酒です。
昔は精米歩合の低い方が有難いと思っていましたが、最近の私の志向はそうでない…？
どうやら大多喜町では、『本多忠勝・忠朝』親子を大河ドラマで取り上げてもらおうと
活動しているらしく、そこかしこに幟が立っていました。
「家康に過ぎたるものが二つあり、唐の頭に本多平八」と
言われた『本多平八郎忠勝』、歴史オタクの私としては、
大河ドラマとしてスポットを浴びることをお祈りしております。
さて、帰りは《東京湾アクアライン》を通って帰ります。
千葉市のお客さんから、「アクアラインは混むよ」と言われていたものの…
やっぱり海なし県《群馬県》からやってきた私達は、通らない訳にはいきません。
東京湾に沈む夕陽と、富士山が綺麗…
予想通りの渋滞の中…
『海ほたる』へ立ち寄ります。
『海ほたる』のデッキから、千葉方面を振り返ると…
まるで、『タイタニック号』に乗っているみたい？
どうせ渋滞に嵌ったし、犬の散歩はオヤジが行ってくれたそうなので…
千葉県名物『あさり料理』をいただいて帰りましょうってことになり、
かみさんが頼んだ『塩あさりラーメン』が…
なんと‼ 『あさりめし』付…
私が頼んだのは…
甘いタレの滲みこんだ『あさり丼』!!
こちらも『あさりの貝汁』付…
『あさり』の上に、これでもかとばかりに、更に『あさり』‼
全ての思い出は、『あさり』に上書きされた【熊野の清水】の旅でした…
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如何でしたか？
『渋滞』に始まり、『渋滞』で終わった今回の【日本百名水】の旅…
もう少し時間に余裕を持って行動しなければ…と、毎回反省しつつ…
『養老渓谷』と『大多喜城』に行きたかったなあ～残念!!
今話題の『チバニアン』もあるし、またゆっくり来ようと、かみさんと話しながら…
房総の地を後にしました。
さあ、いよいよ冬本番!!
これからの【日本百名水】の旅の最大の敵は、『雪』!!
まだまだ続く【日本百名水】!!
『雪』を避けながら…
さて、次回はどこへ行こう？
