相変わらずの行き当たりばったりの【日本百名水の旅】、
一週間前に、【武甲山伏流水】へ行こうと決めて秩父を調べ始めたら、
【SLパレオエクスプレス】の蒸気機関車(C58363号)が、
2年ぶりに運行を再開したとの記事を見つけて…
http://www.chichibu-railway.co.jp/slpaleo/
「これは!」と、ダメ元でTさんに、
「SLのチケット取れたら一緒に秩父へ行きませんか?」と誘ったところOK!!
指定席のチケットは、『みどりの窓口』ではないと買えないそうで…
どうにか、《高崎駅》の『みどりの窓口』で、Getしましたが…
やっぱり、窓際は空いてなくて、通路を挟んだBOX席になってしまいました。
そんなこんなで、JRで《熊谷駅》まで着くと…
既に、『SL』には人だかりが…
この蒸気機関車(C58363)は、愛称【シゴハチ】と呼ばれており、
昭和19年に製造、旧国鉄の東北方面で運行されていたそうで、
なんと私の19歳年上の72歳!!
私が、「オギャー」と生まれた昭和40年には、
すでに【石巻線】や【陸羽東線】を走っていたそうです。
そして昭和47年に一旦、廃車になったものの、
昭和63年の【さいたま博覧会】の目玉として復活後、
現在は秩父鉄道の【熊谷駅~三峰口駅】で現役運行中です。
10時10分の出発に向け、スコップで石炭をくべられて準備万端‼
我らも、秩父B級グルメ、【みそポテトチップ】をつまみながら、
ビール片手に準備万端‼
以外にこの【みそポテトチップ】が美味しかった!!
なんと! この【みそポテトチップ】、『借金なし味噌』を使用とのこと…
『借金なし味噌』とは、秩父地方で採れる『借金なし大豆』で作られた味噌だそうで、
元々「借金を為せるほど収穫が多く採れる大豆」が由来だそうです。
「為せる」は秩父の方言で意味は「返せる」、
つまり「借金無し」ではなく、「借金返せる」ほど沢山採れる大豆なんだって!
「縁起良さそう!」
さて、そうこうする中、【シゴハチ】は白煙を吐き出しながら、秩父へと進みます。
この【シゴハチ】は観光列車らしく、ところどころの駅で停車しては、
撮影タイムを設けているので、通常秩父駅まで1時間10分程度のところ、
2時間10分をかけてゆっくりと運行されています。
停車中の機関車の傍に近づくと…
機械屋出身の私には、懐かしい『マシン油』の焦げる匂い~
停車中も、無心に石炭をくべる機関員さん…
秩父鉄道は単線の為、上り列車と下り列車のすれ違いは駅で行います。
秩父らしい派手なラッピング?の列車とすれ違いました。
秩父神社の【お元気三猿】もいました。
有名な日光の『三猿』と云えば「見ざる・聞かざる・言わざる」ですが、
秩父の【お元気三猿】は反対の「よく見て・よく聞いて・よく話す」を
表しているそうで、ホンモノは後で見に行こ~う!
荒川を風景に切り取りながら…
『撮り鉄』の方々に、切り取られる我らと【シゴハチ】…
因みに、蒸気機関車と云えば、『D51』!!
『D51』と『C58』の違い、知ってます?
頭のアルファベットは、動輪の数を表しているそうです。
重い貨物を牽く『D51』は動輪4つなので『D』、
貨客も貨物も牽く万能機関車の『C58』は動輪3つなので『C』、なんだって…
いよいよ、目的の『武甲山』が見えてきました。
まるで、ピラミッドのよう…
熊谷駅から2時間10分、お酒を飲みながらの『観光列車』は、
無事【御花畑駅】へ到着!
大きな汽笛と、沢山の笑顔を残して、【三峯口駅】へと、進んでいきました。
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皆さん‼ 如何でしたか?
昭和19年産の【シゴハチ】の旅…
堪能してもらえましたか?
昭和13年~22年の間に、431両生産された『C58』も、
動態保存(動作可能な状態で保存)されているのは、
この『C58363』を含め2台のみだそうです。
これからも、大事に運行してもらって【昭和の日本】を残してもらいたいと思います。
さて、『祭り』に縁の深い我ら4人…
偶然にも、今回も【第6回ウイスキー祭】に遭遇!!
詳しくは、次回のお愉しみ~