ちょっとひと休み

株式会社パーソナルofficialブログ。仕事ばかりで肩もこり、頭の固くなってきた方、ちょっと息抜きしませんか?

玉川3

『宇治』を後にして、《国道24号線》を南へ…
右側に《木津川》を見ながら、《井手町》に到着!
JR奈良線玉水駅】の南側…

立派な石の看板を発見!
川沿いの道を歩いてみると…

一部、遊歩道も整備されていました。

あまり水量の多くない川を眺めると…

手前のカラスと、その先の白い物体は?

アップにしてもピンボケなので、近づいて行くと…

なんと!『白鷺』が居ました。
「こりゃあ、春から縁起がいい~」

井手町】には、奈良時代の政治家【橘諸兄】の別宅があったそうで、
ゆかりの場合があるらしい?
橘諸兄】は、奈良の大仏建立の頃、『聖武天皇』を補佐した人物で、
元は【葛城王】という『皇子』でしたが、『臣籍降下』して、橘姓を名乗りました。
臣籍降下』とは『皇族』がその身分を離れ、姓を与えられ臣下の籍に降りることで、
今でいう『皇籍離脱』、話題の【小室真子さん】のような感じでしょうか?

さて、【橘諸兄】ゆかりの【六角井戸】を探して、
【玉川】南側の細い路地を探索すると…

【安養寺】というお寺の横に、【六角井戸】を発見!

『史跡』としては綺麗に整備されていましたが、採水は出来そうもありませんでした。

さあ、件の【橘諸兄】の別宅へ向かいましょう!

竹林の手前の入り口を左へ…

竹林の中、坂道を登って行くと~

道の左側に、石積みの参道がありました。

細い、急な階段を登ると…

30坪位でしょうか?
平らな盆地?に、「橘諸兄公旧趾」の石碑がありました。
別宅とは云え、『左大臣正一位』の官位のわりに、ちっちゃなおうち?

盆地の隅に、「橘諸兄公供養塔」を発見!
でも、周りを竹林に囲まれた別宅跡を見る限り、余り華々しい感じはなく、
観光客の影もありません。
そもそも、権力に固執しなかった?【橘諸兄】ぽい、質素な田舎町【井手町】の、
質素な感じの【玉川】…
情緒があって良かったですよ~

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源平藤橘』と云う言葉がありますが、『源氏』の『源』、『平氏』の『平』、
『藤原』の『藤』に比べ、目立たない感じの『橘』!
藤原仲麻呂(後の恵美押勝)】との政権争いに敗れ、
力を失っていった『橘』氏ですが、今回の【橘諸兄】の史跡を訪ねて、
改めて権力に固執せず、質素な生活を送った様子を垣間見えた気がします。
豪華なところ、質素なところ、様々なところを巡ってきた【日本百名水の旅】ですが、
さあ、次はどこに行こう?