今回は、かみさんと栃木県佐野市の【出流原弁天池湧水】を訪れてみようと思います。
佐野市は関東平野の北端に位置し、「北関東道」で向かうと30分位の距離です。
冬至の準備で、朝からのゆずの収穫を終えて、昼過ぎから出かけます。
あいにくの小雨混じりの中、足利ICを降りて、道の駅【どまんなか たぬま】につくと…
早速、巨大さのまるのお出迎えを受けました。
今回は、お目当ての酒蔵が16時迄とのことなので、急ぎ市内の【第一酒造】へ向かいます。
創業1673年(延宝元年)と、栃木県内で一番歴史のある酒蔵で、【開華】というブランドのお酒が有名だそうです。
皆さん、ご愛読の方はご存知かもしれませんが、私は「淡麗辛口」・「純米生原酒」とかが大好きなんです。
こちらのお酒は『淡麗旨口』が売りだそうですが、どんな味だろう?
到着すると、【石井酒造?】ってはっぴを来た若者が集まって、映画?の撮影中でした。
お店の方から、「役者さんは撮らないで…」と言われましたが、知らない役者さんばっかりなんだけど…
直販店【酒蔵楽】で買ったお酒がこちら…
左から、お店の方の一押しの純米酒【開華】あらしぼり生原酒。
真ん中は、一番人気の、竹の皮で包装された特別純米原酒【みがき竹皮】
右は、アルコール度数6%の女性に人気で、食前酒として最適だという、特別純米酒【桃色にごり酒】
なんと40本限定?とのこと。こちらは、年末の忘年会で振舞う為購入。
それぞれ、どんなお味か?は次回のお楽しみとさせてください。
本題、忘れてないですよ!
日が暮れる前に【出流原弁天池湧水】へ急ぎます。
車で10分少々、【出流原弁天池湧水】の名のゆかり【磯山弁財天】に着きました。
この【弁財天】は、あの奥州三代藤原秀郷が移築したそうです。
その脇には、【出流原弁天池】が…、おっと、いっぱいカモがいますよ。
この池は、北側にある【後山】の鍾乳洞(※古生層の石灰岩からできた)から湧出する『水温16℃の湧水』が流れ込んでいます。
その湧出する綺麗な水が、透明度の高さを保っています。
湧水量は『2400㎥/1日』
お決まりの鯉もいるじゃないですか。しかも、底の小石まで、一つ一つ数えられそう…
かみさんと周りをブラブラしていると、『とうふ・ゆば』の幟があるじゃないですか。
この綺麗な水を使った豆腐屋さんなら、必ずや旨いはず…!!
早速、【ヨシコシ食品】の直販店【丁庵】で、あの国分太一君も食べた【甘熟ゆば】と【すくい豆腐】をお土産にゲットしました。
帰って、お酒のつまみにしようっと‼
さてここまできて、本題の名水は持ち帰れるのか?と不安になった方もいるでしょう。
今のところ、取水口らしき場所はありませんでした。
数ある【日本百名水】には、一般の方が取水できないところもたくさんあったので、
「【出流原弁天池湧水】お前もか‼」
って思っいたところ無造作に道端で、水が竹筒からドバドバ出ている場所を発見‼
【弁天池】の脇にある大正9年開業のホテル【一乃館】の入口でした。
大正の香りのする、由緒ありそうなホテルです。
このあたりは【赤見温泉】と云って【弁天池】の涼しい気候を利用して、避暑地として栄えたそうです。
貰えないだろうかと思案していたところ、vol.1以来に久々に見ました『名水コーヒー』の看板。
アンティーク品の並ぶコーヒーショップで美味しい『名水コーヒー』とモンブランケーキをいただいて…
ホテルの方に声をかけ、名水をいただいて帰ってきました。
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いかがでしたでしょうか?
前回と違って、今回は【日本百名水】と人間の関係を感じられた気がします。
綺麗な水の周りにはそれを求め、旨い豆腐屋さんや養魚場。そして避暑地としても人が集まり、人が集まれば公園やホテルなどができ、また人が集まる。
やっぱり人間にとって、水って大切なんだな~と感じて、残りの【日本百名水】が楽しみになってきました。
結局、旨い食べ物と旨い酒‼…が目当てでもありますが、まだまだ続きます【日本百名水】の旅‼
さて、次回はどこへ行こう?