さあ、めでたく百名水巡りも一周年を迎えた今回。
記念に?かみさんと一泊で、山梨県の【三分一湧水】へ出掛けます。
が、まず最初に前回のご報告…寄居町の【藤崎惣兵衛商店】の味の感想を‼
まず、【白扇 本醸造 初しぼり】ですが、まあまあ、初物のありがたみがあるなあ~って感じの一本でした。
そして、【長瀞 純米酒 山廃仕込】ほんのり辛口と書いてありましたが、しっかり辛口って感じで、私のストライクゾーン‼ さすが、【日本水】で仕込んだ一本です。
最後に、【白扇 純米無濾過生原酒 ふな掛け一番】これにはビックリでした。
当然、私の好みは淡麗辛口ですが、一言で言えば、芳醇辛口‼
口に含むと濃厚な味わいが広がり…これはダメか‼と思うと、喉越しに強烈な辛みが‼
まるで、大根おろしのよう…こんな日本酒は初めて‼
皆さん好き嫌いはともかく一度お試しあれ‼
さて、本題に戻ります。
上信越自動車道を佐久ICで降り、一路、南に向かいます。野辺山に入るとかみさんが「すご~い‼キラキラしてる~」
『雨氷』と言うそうです。
『霧氷』『樹氷』と違い、透明な氷状のものが枝に巻き付いている感じ…
50年生きてきて、初めて見ました。
特別な気象状況でしか発生しないらしく、「ラッキー‼」
何故出来るのか?ウィキペディアで調べましたが、私には難しくて良く解りません。
興味のある方は調べてみてくださいね‼
さあ、目の前に八ヶ岳の山々が見えてきました。
この山は【天女山】というらしく、その名の通り、山頂に雲が掛かった姿はまるで、羽衣を纏った天女の様
ちょうどお昼になるので、【三分一湧水館】の脇のそば屋さん【三分一】で昼食にします。
そば打ちを目の前で見る事ができました。
そして、私の頼んだ、打ちたての【十割もりそば】がこちら‼
かみさんの頼んだ【日替わりそば御膳】は、2月中『寒いほどお得フェア』ってのをやっていて、寒くなればなるほど割引きしてくれるそうで、今日は1割引きでした。
【十割そば】は、コシと香りがあって、最高でした。
普通のそばも旨かったですが、【最高の十割そば】と比べると、ちょっと粉っぽい感じがあったかな?
せっかくなので、【そばがき】もいただきましたよ‼
出すお店が限られている【そばがき】ですが、こんな感じでお汁に入っているのは、初めてでした。
結構ボリューム満点‼ もちもちして、美味しかったです。
山梨県には、3か所【日本百名水】もあることだし、また食べに来たいと思います。
さあ、【三分一湧水】見学の前に、予習の為、【三分一湧水館(入場料200円)】に行ってみましょう。
入口に「どっかーん」と、白蛇のパネルが…
なんでも、昔、山津波(土流石)で流れてきた白蛇が消えた場所がここ【三分一湧水】だったとの伝説からだそうです。
館内に【三分一湧水】のミニュチュア発見‼
分水升の中の三角柱の位置を動かしたり、円柱や四角柱に交換してみたりして、水の流れを再現できます。
微妙な調整で、分水量が変わることを発見してビックリ‼
多分「あっちが多い、こっちが少ない」などと揉めた中での発想だったのだろうと思いますが、分水升の中に三角柱を置くなんて、誰が考えたんだろう?
一説には、武田信玄公という話もあるそうですが、館内の説明には江戸時代とあったので、武田信玄公ではないようです。
そして【三分一湧水館】のテラスからの景色がこれ↓
360度、回りどこを見ても山‼山‼山‼の大パノラマ。
群馬県では、南東方向に関東平野があり、囲まれてる感はあまりないんですけど、山梨県って、同じ海なし県でも、囲まれてるなあ~
さて、メインの【三分一湧水】の向かって歩いて行くと、
その名も【大荒れの碑】です。
昭和18年9月5日の山津波(この辺りでは、『押ん出し』というそうです。)で流れてきた石だそうですが、こんな大きさな石が流れてくるなんて、自然現象って怖いなあ~と感じました。
当然、【三分一湧水】も埋まってしまったらしく、現在のものはその後、復旧されたものだそうです…
確かに3か所に綺麗に分かれています。
一日8500tの水が流れ込む分水升は、2~3mのほぼ真四角、昔は水元の坂本家が管理して、下流の村に大事な水を供給していたのですね。
そうそう【三分一湧水館】で予習した三角石柱もありました‼
やっぱり、真ん中のあの位置が三等分の秘密なんだあ~
更に、10mくらい上流に、湧水地がありました。
右上の湧水口から、コンコンと、湧き出ていますが、
取水できそうなところがありません。
残念ながら、諦めて【三分一湧水】を後にしました。
さて、次は【新府城】へと向かいます。
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いかがでしたでしょうか?
昔は、水の分配が原因で争いもあったなんて、今では考えられないですね。
昔の人の知恵に感心しつつ…さて、この次回は後半戦‼
サブストーリーの悲運の将武田勝頼の最期を辿る!ですが、
通常の山梨観光と違い、武田信玄公の史跡には、目もくれず、武田勝頼が築城した【新府城】を始め【武田八幡神社】や、武田勝頼最期の地【景徳院】へ行ってきました。
もちろん、ちょいちょい‼とお酒や、食事もご紹介します。
ちょっと違う目線の山梨観光をお楽しみに‼